外に出れば知らないことばかり
夏だ。
と、感じさせる雲の形。
セミの声。
家にいるだけでは感じる事が難しい。
つい先日は一日中家にいた。
家にいるのはいいのだが、することがないともすれば
それは監獄に閉じ込められるかの如く辛いものだ。
今日は大頭神社に行ってきた。
友人から私の憂鬱さを感じとってくれたのか
そこに行くといい気晴らしになるのではと提案された。
私は神社と聞いて
鳥の鳴き声が自然と聞こえてくる静かな所だと想像していた。
実際に目にしてみると
神社の傍には川や滝があり、家族連れが水遊びをする場所であった。
一人で来てしまい、場違いな自分が恥ずかしくなった。
どうせ来たのだから川へ入ろうと思い
ちょうど恰好がサンダルとハーフパンツであったのでのしのしと
川へ向かい一歩、足を踏み出すととても冷たい。
冷たいというよりも涼しいに近いのかもしれない。
思わず声がでてしまうぐらいに心が揺れた。
改めて考えることと感じることは別だと思った。
こういう体験は何度かあるが
しばらく感じていなかったので、感覚も薄れていたのだろう。
ひきこもりがちな私には外にでる良い理由ができた。
そんな一日